ヨガの用語集

 

 

【ア】
・アーユルヴェーダ
 「身体と精神を整え、自然と調和する事で自己治癒力を高めていく」という考え方の、インドの伝統的な医学。 アーユルヴェーダとは、サンスクリット語の「生命(アーユス)」と「知識(ヴェーダ)」という2つの言葉から派生して出来た言葉。「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の三つの体質バランスを重要視する理論から、ヨガとの深いつながりをもたらしてきた。

・アイアンガー(B.K.S.アイアンガー 1918〜)
アイアンガー・ヨガの創始者。ヨガブロックやヨガマットなど「プロップ(ヨガのポーズを正しく取るために使用する補助アイテム)」を考案した事でもその名を知られる。 また、ハタ・ヨガの解説書をまとめるなど、多くのヨガ修行者に影響を与えている。

・アイアンガー・ヨガ
B.K.S.アイアンガーが考案したヨガのスタイル。身体に負担をかけずにポーズを長く持続させるため、「プロップ(ヨガのポーズを正しく取るために使用する補助アイテム)」を多く使用するのが特徴。
初心者でも気軽に始められる効果的なヨガで「ハタ・ヨガ」系のスタイル。

・アカーシャ
サンスクリット語で「虚空」「空間」という意味。

・アーサナ(アサナ)
8支則(アシュタンガ)の第3段階。言葉の意味は「坐法」。ヨガの様々なポーズを指す。心身のコンディションを整え、瞑想に入るための準備をする。

・アーリア
紀元前1300年頃にインド大陸へ侵入し、インド文化に強い影響を与えたとされるアーリア人(アーリア民族)。サンスクリット語で「清らかさ」を意味する。

・アートマン
「真実の自己」「潜在意識」「超越的な自己」「不変の魂」の事。また、「小宇宙」という意味も持つ。「ブラフマン」に相反した概念である。

・アジュナ(アージュナ・チャクラ)
7つ程あるチャクラのうちの1つで、「直観力」を司るチャクラ。「第三の目の位置」である眉間にある。言葉の意味は「権威」。

・アシュタンガ
聖者パタンジャリが定義する「ヨーガスートラ」の中で重要視される8つの基本概念。通称「8支則」で、ヨガ実践の8つの段階を言う。言葉の意味は「8つの枝」。
1.ヤマ 他人対して、行ってはならない行動(禁戒)
2.ニヤマ 自分に対しすべき行動(勧戒)
3.アサナ ポーズ(座法)
4.プラナヤーマ 呼吸法
5.プラティヤハーラ 集中
6.ダラナ 凝念
7.ディヤーナ 瞑想・安定した精神状態
8.サマディ 悟り

・アシュタンガ・ヨガ
S・K・パタビ・ジョイスにより考案された「ハタ・ヨガ」タイプのヨガ。太陽礼拝からスタートし、呼吸と動きを合わせながら、流れるようにポーズを連続して行うメソッド。パワーヨガの原点で、セレブをはじめ世界中で人気のパワフルなヨガ。

・アシュラム
ヨガを学ぶ修行道場や寺院。社会生活を離れ、共同生活を営みながら修行に専念する施設を言う。

・アスミター
人間のエゴ。自己である事の意識。

・アステーヤ
8支則(アシュタンガ)の第1段階で、5つあるヤマ(禁戒=すべきでない行為)のうちの1つ。「盗みをしない」「他人が持っているものを欲しがらない」「信用を裏切らない」
などと言った意味。

・アーナンダ
心からの歓喜、至福、楽。

・アートオブリビング・ヨガ
1982年にシュリ・シュリ・ラビ・シャンカール氏により設立。世界140ヶ国以上に渡り、教育や慈善活動を行うNGO(国際非営利団体)。ボランティア活動なども行う。
独自の呼吸法を考案し、酸素とプラーナ(気)を体全体に送り込み、体の活性化と心身のバランスを図るヨガを実践している。

・アウェークニング・ヨガ
ヨガに、ダンスや格闘技の要素を取り入れたスタイル。ユーコ・スミダ・ジャクソン氏考案。

・アグニ
火の神。身体の中に生じる熱。

・アジャスト
ポーズに深く入るための調整、修正。人によるものとプロップ(道具)を使用するものとがある。

・アシュタ(アシュト)
サンスクリット語で「8」。

・アタルヴァ・ヴェーダ
ヴェーダのサンヒターを構成する、マントラを載せた文献で、4部門のうちの1つ。「ブラフマン祭官」が唱える詞の集成。

・アナハタ(アナハタ・チャクラ)
7つあるチャクラのうちの1つで、胸に位置し心臓神経に作用する。「慈愛」「愛」「優しさ」「情緒性」を表す。アナハタとは「鳴らされない音」という意。

・アナンダヨガ
スワミ・クリヤンダ氏考案の古典スタイルのハタヨガで、精神安定を目的とする。

・アナパーナサティ
呼吸の流れに意識した、鼻から長く吐く腹式呼吸の事。集中力を高める方法の1つでもある。

・アンナマヤ・コーシャ
人間を構成する5つの鞘(パンチャ・コーシャ)の1つ。物質的な肉体エネルギーの層。

・アヌサラ・ヨガ
タントラ哲学をベースに、アメリカ人のジョン・フレンド が考案。「アイアンガー・ヨガ」をベースにする「ハタ・ヨガ」系のヨガ。解剖生理学的を重視したメソッドで、身体への負担を少なめに高いエネルギー消費を目指す。

・アハンカーラ
エゴ、自我。

・アパリグラハ
8支則(アシュタンガ)の第1段階で、5つあるヤマ(禁戒=すべきでない行為)のうちの1つ。必要以上に持つ物欲や物への執着。

・アパーナ(アパーナ・ヴァーユ)
五つの気の一つ。臍(へそ)の下部で流れるエネルギー(気)。腎臓、膀胱、排泄などの泌尿器や出産などに作用する。

・アヒムサ
支則(アシュタンガ)の第1段階で、5つあるヤマ(禁戒=すべきでない行為)のうちの1つ。非暴力。人や物などあらゆるものに対し、「行い」「考え」「言葉」での暴力を振るわない事。

・アムリタ
不死、不滅。また「サハスラーラ・チャクラ」から分泌される甘露。

・アライメント
身体の各部のポジション、体の調整。安全かつ効果的に、正確なポーズを取るため重要とされる。

・アルジュナ
叙事詩「バガバッド・ギーター」の主人公。クリシュナから教えを受けるパンダヴァ族の王子で、インドラの息子。

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